BTC/USD
仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は現在、強い上昇トレンドの中でわずかに調整している。通常、強いトレンドからの反落は、トレンドが再開する前に1日から3日ほど続く。

強気派は52週目の高値である18,965.75ドルから大きく下落していないことから、トレーダーは上昇トレンドが続くと予想している。急いでポジションを閉じる必要はないだろう。
上向きに傾斜する移動平均線と買われ過ぎの領域にある相対力指数(RSI)は、強気派が主導権を握っていることを示唆している。18,965.75ドル以上をブレイクアウトすると、20,000ドルへ向けて上昇する可能性が高まるが、これは心理的なレジスタンスとして機能するだろう。
しかし、強気派が価格を20,000ドル以上に押し上げることができれば、BTC/USDペアは未知の領域に入り、垂直方向に上昇する。通常は急騰した後には、急激な調整が起きる。
価格が現在のレベルから下降し、弱気派が20日指数移動平均線の16,657ドルを下回れば、この強気の見方は無効になる。
ETH/USD
イーサは、11月20日に強気派が価格を488.134ドル以上に押し上げた後、勢いを取り戻した。11月22日には、弱気派が上昇を止めようとしたが、強気派は積極的に買いを入れたようだ。

移動平均線は上に傾斜しており、RSIは80に近いことは、強気派が相場をコントロールしていることを示唆している。
今日は心理的な600ドルを突破したことで上昇トレンドが再開している。次のレジスタンスは625ドルだが、強気派がこのレベルを上に突き進むことができれば、ETH/USDペアは800ドルまで上昇する可能性がある。
しかし、数日の急激な動きの後、625ドルで失速し、次のトレンドの動きを始める前に数日間利益を消化する可能性がある。
XRP/USD
XRPは、現在の仮想通貨相場上昇の間の出遅れを補うように急騰している。11月22日の同時線の後、強気派は、0.50ドルのレジスタンスの上に価格を押し上げた。

0.60ドルを突破したことで、XRP/USDペアは0.78ドルまで上昇する可能性がある。
RSIの買われ過ぎレベルは上昇トレンドの初期段階では強気のサインだが、90以上となればパニック買いを示す。通常、このような熱狂的な買いの後には、急激な調整が起こる。
11月22日の日中安値である0.40ドルを下回れば、売りが強まり、強気のモメンタムに終止符が打たれる可能性がある。
LTC/USD
84.3374ドルレベル付近で厳しい戦いが進行中だ。強気派はこのレベルより上を維持しようとしており、一方、弱気派はこのレベルより下に価格を引きずり込もうとしている。

11月22日のローソク足の下ヒゲは下値で強い買いを示し、今日のローソク足の実体は上値での売りを示している。これにより、LTC/USDペアは数日の間レンジ相場を維持する可能性がある。
しかし、上に傾斜した移動平均線と買われすぎゾーンのRSIは、強気派がコントロールしていることを示唆している。もし、価格が90ドルを上回れば、100ドルへの上昇トレンドが可能だ。
この前提に反して、もし、価格が78ドル以下に下落すれば、20日EMA(71ドル)まで落ち込む可能性がある。
BCH/USD
ビットコインキャッシュ(BCH)は、11月21日に280ドルのレジスタンスを超えて急騰した。11月22日には、弱気派が280ドル以下に戻すことで、この上昇を誤魔化そうとしたが、下値は維持できなかった。このことは、強気派が積極的に買いを入れていることを示している。

強気派が価格を312.52ドル以上に押し上げることができれば、338ドルまで上昇し、その後353ドルまで上昇する可能性がある。このゾーンでは、弱気派は強力な防御策を取るだろうが、もし、強気派がこのハードルを乗り越えることができれば、勢いをさらに増すだろう。
移動平均線は上に傾斜しており、RSIはプラス圏にあることは、買い手がコントロールしていることを示唆している。この強気の見方は、280ドル以下の価格に落ち込んだら無効となる。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。
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