タイの外貨両替サービス「スーパーリッチ・インターナショナル・エクスチェンジ」が、旅行者向けに、外貨と仮想通貨の交換サービスを開始するようだ。年内のサービス提供を目指す。Bitcoin.comが27日伝えた。
同交換所は1965年に創業した老舗。法定通貨32種を取り扱い、タイで49店舗、カンボジアと英国でそれぞれ1店舗ずつ展開している。ラオスでもサービスを開始する計画がある。
同社のPiya Tantivachayanon社長は以下のように話した。
「我々は旅行者にデジタル通貨の交換サービスを提供する予定だ。また、電子ウォレットサービスも検討している。技術面で提供できるパートナーを探している。マレーシア、英国、ラオスの様々な企業が興味を示している」
同社長は、新たなテクノロジーの導入で、他の交換所との競争力をつけ、施設の近代化を測りたい考えだ。すでにタイ証券取引委員会(SEC)と仮想通貨の交換サービス計画について2回協議しているという。5月14日に新法が施行して以降、タイではSECが仮想通貨の主要規制当局となっている。スーパーリッチはSECのほか、その事業形態からタイ中銀からの承認をとる必要がある。中銀から承認が得られた場合は、タイで初めて外貨と仮想通貨の交換サービスを提供する企業となる。