チャットアプリのカカオトークを運営する韓国のカカオは、ブロックチェーン子会社カカオブロックチェーン(仮称)を設立し、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)での資金調達を検討している。ハフィントンポスト韓国版が5日に伝えた

 詳細な計画は今月20日に発表される予定だ。テクノロジー系スタートアップ企業を支援するフューチャー・プレイで最高デジタル責任者(CDO)務めるJae-sun Han氏が新会社のCEOに就任する見込みだ。

 現在韓国ではICOは違法であるため、シンガポールか香港に拠点を置く可能性が高いという。仮想通貨「カカオコイン」はカカオトーク、カカオドライバー、カカオゲームズなどカカオが提供するアプリ上で通貨として利用可能となる計画。

 コインテレグラフの寄稿者ジョセフ・ヤング氏によると、カカオトークとモバイル決済サービスのカカオペイは「韓国内のメッセージおよびフィンテック市場の90%を占有している」。

 韓国での仮想通貨全面禁止のが広まった今年1月、仮想通貨市場は著しく下落した。政府はその後、仮想通貨禁止の計画は無いと明言している。