米銀行のウェルズ・ファーゴは7日、サーバー障害によるATMの停止を正式に認め、顧客に謝罪した。ウェルズ・ファーゴのシステム障害は1週間で2度目で、仮想通貨業界からは「ビットコインは停止しない」といった批判の声が出ている。

1週間で2度の停止

2月7日に始まったと見られるウェルズ・ファーゴのシステム障害。利用者がオンラインバンキング、ATM、そして一部クレジットカードにもアクセスすることができなくなっているという。ウェルズ・ファーゴは、この事実を確認し、現在、全国的なサービスの復旧に向けて動いている。

Foxビジネスによると、一部の利用者が払い戻しを求めているそうだ。銀行側は障害により具体的に何人の顧客が影響を受けたのか特定出来ていない。

ウェルズ・ファーゴは預かり資産規模1.9兆ドル(約208兆円)で米国3位、支店の総数は7,800店舗、ATMの数は1万3000機を有する巨大商業銀行だ。

ビットコインの重要性が浮き彫り?

この事件を受け、投資顧問であるモルガン・クリーク・デジタルの創業者アンソニー・ポンプリアーノ氏は、ビットコインが既存の銀行のインフラに対して持つ利点を強調した。

「 ウェルズ・ファーゴのシステムは現在シャットダウンしています。
ビットコインは決してシャットダウンしません。

ポンプリアーノ氏は、中央のインフラでサーバーを管理するシステムが、セキュリティ侵害や停止などに脆弱という主張を掲載している。

また、ブロックチェーンプロジェクトに詳しいニック・サポラーノ氏は、次のように述べた。

ウェルズファーゴのサーバーダウンは、なぜ自分の資金は自分が持つことが最優先事項であるべきかを示す完璧な例です。お金が銀行にあるとき、それらは彼らのお金です。もし彼らのシステムが失敗したら、今日見たようにあなたが自分の資金にアクセスするあなたの能力もなくなるのです。これは仮想通貨では起こり得ないのです。