世界中の多くのオンラインポーカーウェブサイトをサポートするオンラインネットワーク、ウィニングポーカーネットワーク(Winning Poker Network、WPN)は、ビットコイン(BTC)支払に対する需要が急増していると報告している。 

11月19日のブルームバーグの報道によると、WPNのフィル・ナギCEOは、ポーカープレイヤーの95%が現在、その報酬をビットコインで受け取ることを希望しているという。

ウィニングポーカーネットワークでは2014年から、いくつかの仮想通貨をサポートしているが、ナギCEOは、最近のBTCの高騰によって引き起こされた需要によって、これまで以上に多くのBTCを購入する必要があると述べている。

「私たちはビットコインを調達する必要があります。しかもたくさん」と、ナギ氏は述べている。彼は、この最近の価格高騰の前でさえ、WPNは毎月1億ドル以上をBTCで支払っていたと推定している。これは、ポーカーネットワーク上の全取引の約60%にあたる。ナギ氏が言うように95%がBTC支払となっているとすれば、現在は月1億5800万ドル相当をビットコインを支払っていることになる。

ナギ氏によると、ネットワーク上でポーカーをプレイする顧客の大多数は米国在住者であるという。オンラインギャンブルが合法であるのは50州のうち11州のみであることを考えると、仮想通貨を支払方法として選ぶ理由を説明するのに役立つだろう。「法律を無視するための回避策として、ビットコインが採用されるべきではない。それは素晴らしいPRではない」と、Reddit上では指摘する声も出ている

ナギ氏によれば、WPNでは通常、プレイヤーからビットコインの支払を受け取った時には、ボラティリティのリスクを回避するためにすぐに法定通貨に交換していたという。ただ、現在ではビットコインへの需要が増え続ける場合、このやり方が変わる可能性があるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン