「Play-to-EarnやMove-to-Earnはもう飽きたよ」そんな諸兄は、そろそろ 『Wear-to-earn』に注目すべき時期ではないだろうか?今回紹介するTidexのプロジェクトは、NFT-Tシャツを実物のTシャツと交換できるのが特徴だ。

NFTの分野は、いまだ無限のイノベーションの可能性を秘めているといってよい。我々はプレイして稼ぐ 『プレイ・トゥ・アーン(Play-to-Earn)』がゲームの世界を変え、動いて稼ぐ『ムーブ・トゥ・アーン(Move-to-Earn)』がジョギングの世界を変えるのを目の当たりにしてきた。

そして今、NFT界は全く新しいコンセプトの『ウェア・トゥ・アーン(Wear-to-Earn、着て稼ぐ)』を提唱している。

Tidexプロジェクトの新しいコレクションは、10,000枚のNFT-Tシャツから構成される。
その多くはバーチャルだが、ラッキーな保有者は「現実世界で着るためのTシャツ」をオーダーすることができる。最高品質の「スーパークールプリント」のTシャツが10種類ほど用意され、世界各国へ発送される。

ご推察のとおり、Tidexプロジェクトは「NFTによる仮想と現実の融合」や「ウェアラブル」という最新のトレンドを取り入れている。そして、仮想通貨フリークたちの偏愛を考慮すれば、TidexのTシャツが、デザイナーブランドによるレアTシャツと同じくらい購入意欲をかき立てるであろうことは想像にかたくない。

届いた梱包をとくと、はたして「実物のTシャツ」が美しい色彩の筒に入っていた。上部にはTシャツの図柄とサイズを示すステッカーが貼ってある。そして、製品を長持ちさせるためのお手入れのやり方の説明書とともに、各種AR(拡張現実)用のステッカーが同梱されている。

だが、主役はあくまでTシャツ。スマートフォンのARフィルタを通すことで、Tシャツが躍動感あふれるアニメーション作品に変貌する。これを着て仮想通貨界隈のカンファレンスに参加すれば、最高のアイスブレイクになるだろう。

商品提供の仕組み

7月15日から約3,000のNFTがプリセールされ、TDXトークンによる支払いには25%の早期割引が適用される。すべてのNFTは、各種仮想通貨のマイニングに使用することができる。
TシャツはTidex.comでのみ購入することができ、注文数に制限はない。

NFTの発行は2022年9月1日から開始され、同日より「実物のTシャツ」の注文も可能になる予定だ。

本プロジェクトにおけるNFTの発行は、長らく待ち望まれていた『TIDEX VERSE』のリリースと同時に行われる。このアプリは、Tidexプロジェクトがメタバース化するための重要なステップだと説明されている。NFTの所有者には多くの収益方法があるが、二次市場で転売することもできるのはいうまでもない。

7月1日にTidexの新CEOに就任したエリック・マー(Eric Ma)氏は、このWear-to-Earnのシステムにより報酬が得られるキャンペーンを 「独自のメタバースを構築するための第一歩」だとCointelegraph社に語った。

TIDEXのさらなる考察はこちら

次なる一手は?

Tidexの開発チームは、NFTのプリセールが終わり次第、7月27日と28日に開催されるBlockchain Economy Istanbul Summitに参加する予定だ。

プラットフォームのメタバース化もすでにテスト段階に入っており、仮想通貨フリークが楽しめる16種のミニゲームが用意されている。

Tidexは2017年にローンチされて以来、初心者と上級トレーダーの双方をターゲットにしてきた。取引所の顧問には、Wavesの創設者アレクサンドル・イワノフ(Aleksandr Ivanov)氏を迎えている。
同プロジェクトによると、取引プラットフォームには既に世界中に数百万人のユーザーがいるという。

非代替性トークンのユースケースは、常に百花繚乱のニューフェイスが登場し続けている。Tidexもまた、Wear-to-Earnという斬新かつ実用的なコンセプトを引っさげ、NFT界に旋風を巻き起こすのではないだろうか。

Tidexの詳細はこちら

免責事項 : コインテレグラフは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。当社は自らが得たすべての重要情報を提供することを目的にしているが、読者はこの企業に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。また、日本国居住者は本稿で言及された仮想通貨トークン、プロダクト、サービスを購入することはできない。