ザ・オープン・ネットワーク(TON)上の非代替性トークン(NFT)およびゲームプラットフォームのPixelverse(ピクセルバース)は7月18日、ネイティブトークンPIXFIをエアドロップでローンチした。
コインマーケットキャップによると、PIXFIトークンは上場後の最初の数時間で約50%上昇し、完全希釈後の時価総額が約2億ドルに達したが、その後同日中に値を戻した。
ピクセルバースによると、PIXFIトークンはバイビットやHTX、ゲート、ビットゲット、MEXCなど複数の中央集権型取引所に上場しているという。
ピクセルバースは、Rare、Epic、LegendaryのNFTコレクションの保有者にPIXFIの総供給量の10%をエアドロップしたとXの投稿で明らかにした。プロジェクトは、さらに20%のトークンをピクセルバースおよびピクセルチェーンのユーザーに時間をかけて配布する予定だ。
ピクセルバースは、サイバーパンクをテーマにしたミニゲーム「PixelTap」を提供しているプロジェクトであり、6月だけで5000万人の新規ユーザーがいるとの報道がある。TONは、メッセージングアプリのテレグラムのチームによって最初に開発され、現在はTON財団によって管理されているレイヤー1ブロックチェーン。

プロジェクトのエアドロップは、無料トークン配布後に急激な売却を避けるために設計されている。エアドロップされたトークンは自動的に「ステーキング」され、追加報酬を受け取る。トークンを即座に引き出すと90%のペナルティが課されるようになっている。
「初期のエアドロップは実際のユーザーに報いる方法として歓迎されたが、最近ではファーミングやシビル攻撃が一般的になり、コミュニティの怒りとトークンの価格下落を引き起こすことが多い」とピクセルバースはエアドロップのドキュメントで語った。
PixelTapは、ハムスター・コンバット(Hamster Kombat)などの他のWeb3ゲームヒット作とともに、「Tap-to-Earn」ソーシャルゲーム現象を巻き起こした。この現象は、プレイヤーが定期的なエンゲージメントに対して報酬を受け取ることで人気を博している。ゲーマーは、Dogeなどの有名なミームに基づいたゲーム内キャラクターを採用し、1日あたり1000万回以上のバトルを繰り広げているとピクセルバースはのべている。
7月16日、ピクセルバースは人気のNFTコレクション「Pudgy Penguins」の顔であるキャラクター「Pudgy」をPixelTapゲームに導入することを発表した。5月には、Delphi Ventures、Merit Circle、Mechanism Capitalが主導する550万ドルの資金調達ラウンドを完了した。