ペイパルの共同創業者で投資家のピーター・ティール氏などが出資する仮想通貨ファンド「ワン・コンファメーション(1confirmation)」は、4500万ドル(約48億円)を調達した。同社創設者のニック・トマイノ氏が9月25日に発表した。

今回は同社の2回目の資金調達。全体で7500万ドル(約81億円)超を確保したことになり、仮想通貨業界への新たな投資を行うとしている。

トマイノ氏は米仮想通貨取引所コインベースの出身だ。同ファンドには、ティール氏の他、億万長者で仮想通貨強気派のマーク・キューバン氏、ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツの共同創業者マーク・アンドリーセン氏、グローバルプライベート・エクイティ:ファンド・オブ・ファンズのホースレイ・ブリッジなどが出資している。

トマイノ氏は今回の資金調達の参加者の具体名は明らかにしていないが、経済紙フォーチュンに対し、既に同ファンドに出資した投資家らが含まれると述べている。

同氏はまた、仮想通貨業界はまだ投機的要素を越えるようなメインストリームのアプリケーションが現れていないと指摘。今後、貯蓄や貸付における仮想通貨の導入が勢いを増していくだろうと述べている。

今年1月、ウォールストリートジャーナル紙は、ワン・コンファメーションが6000万ドル(約65億円)規模の資金調達を計画していると報じていた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版