テクニカル分析に定評のあるピーター・ブラント氏は、ビットコイン強気シナリオは「絵に描いた餅」だが存在すると発言した。
先週の仮想通貨暴落でビットコイントレードから「退場」したブラント氏。16日にツイッターを更新し、引き続き先行きに悲観的な見方を堅持した。
「(ビットコインは)1000ドルに向かっている。しかし、「絵に描いた餅」だが強気チャートの構築可能性もある」
13日の暴落を受けてブラント氏は、「ビットコインがゼロになる可能性に賭ける」としビットコイン投資を見限っていた。
ビットコイン半減期は過大評価
また、ブラント氏はビットコインの半減期の効果が過剰評価されていると主張した。
同氏は「本当のビットコインの供給量=1日のビットコインの取引高」とし、新たな供給量となる「マイニングされたビットコインの1日の減少率」は「リアルな供給量の1%の100分の2に相当する」とし、取るに足らない変化と述べた。
ビットコイン半減期は5月に推定されており、ブロックを作るマイナーに与えられる報酬が半減することから、需給が引き締まり、ビットコインの上げ材料になると考えられている。現在市場では、半減期が価格に織り込まれているかどうかをめぐって議論が続いている。