米仮想通貨決済企業サークルのジェレミー・アレールCEOは、最近の相場の不安定さにも関わらず、ビットコイン(BTC)は安全な逃避先資産(safe haven)だという考えを示した。8月19日にCNBCの番組スクエアボックスで述べた。
アレール氏は、資本を自分でコントロールしたい人にとって、ビットコインは魅力的だと強調している。
「明らかに、ビットコインといった非国家主体のデジタル資産は、資本を自分で管理できる場所に移動させることに興味がある人々にとって魅力的だ。それこそがデジタルゴールドの命題だ。資本のコントロールに関する深刻な懸念がある地域や環境には、ビットコインを保有する機関や個人が多くいると私は考える。それが、私が考えるに、過去8年間衝撃を与えてきた根底にある命題だ」
アレール氏は、最近の市場不安定性は、先月の上昇に続いて利益をあげようとする人々にもたらされた可能性があるとしている。「先週は株式にとってリスクオフが顕著な週」で、以前はより幅広いポートフォリオを持つデジタル資産保有者が多くいたとし、以下のように述べた。
「明らかに、ビットコインは、過去9カ月かそこらで100%以上、ほとんど200%以上上昇し、利益を得る場ともなっている。いわゆる、こういった市場の動きには、保有者のタイプによってわずかに異なる行動がみられる」
また、同氏は、デジタル資産は主要なグローバルの議題になりつつあり、ビットコインといった主要な仮想通貨が成長を続けるだけでなく、「USDコインやリブラといったステーブルコインも成長する」とも述べた。サークル自身もステーブルコインのUSDコイン(USDC)を発行している。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版