グローバル決済プラットフォームのペイパル(PayPal)は、仮想通貨(暗号資産)・ブロックチェーンの専門家の求人募集を掲載している。ペイパルを巡っては、米メディアが関係者の話として「仮想通貨取引を開始する」と報道している

ペイパルの求人募集の概要は、同社の求人情報ページに掲載されている。求人の1つは「テクニカルリード - 仮想通貨エンジニア」というタイトルの仕事だ。この求人は「俊敏性、市場投入までの時間、革新性に焦点を当てたペイパルグローバルの新しいイニシアティブの責任者になる」と記載されている。この仕事では、「ペイパルサービスの可用性、パフォーマンス、スケーラビリティを持った主要な仮想通貨プロダクト/機能の設計、開発、メンテナンスが含まれている」。

もう1つの求人情報は、ペイパルのリサーチグループで作業するブロックチェーン・リサーチ・エンジニアのものだ。「ストラテジック・テクノロジー・イネーブルメント・チーム内で新しく形成されたグループでは、ブロックチェーン技術とペイパル内でのそれらの潜在的な用途に関する専門知識と意見の作成を担当する」と書かれている。

ペイパルが仮想通貨分野に参入するという観測が浮上している中で、これらの求人情報は募集中のままとなっている。職務要件には、C++や非対称暗号化、暗号化ライブラリの経験など、ビットコイン開発と重なるいくつかのスキルが必要だ。

ペイパルを巡っては、米コインデスクが業界関係者の話として、仮想通貨の売買を数か月後にも開始する予定だと報じた

In its latest 10-K filing, PayPal lists potential rapid developments in blockchain and virtual currencies as a possible risk factor that may negatively impact the company. It’s possible that the company decided to preemptively strike against these potential risks.