米オーバーストック子会社のVC、分散型ソーシャルネットワークに出資

仮想通貨への積極的な姿勢で知られる米オーバーストック・ドットコム。同社のベンチャーキャピタルであるメディチ・ベンチャーズは、分散型ソーシャルメディアであるMinds社に投資した。同社が22日に発表した。

Minds社は2011年に設立。同社の分散型ソーシャルネットワークのプラットフォームでは、ネットワークに貢献したユーザーに対して仮想通貨を報酬として配布している。Mindsは最近、イーサリアムのメインネット上で「$Minds」と呼ぶネイティブトークンをリリースした。このトークンはプラットフォーム上で獲得することもできる。

リリースによれば、Mindsはメディチ・ベンチャーズから600万ドルの投資を受けた。今回の投資で、オーバーストック創業者のパトリック・バーン氏が、Mindsの取締役会に参画する。

オーバーストックは、世界中のブロックチェーン・プロジェクトに積極的に投資している。今月はじめには、イスラエルに拠点を置くテック企業Vinxに投資。同社はトークンベースのワインのデジタル先物プラットフォームを手掛ける。

また8月には、オーバーストック子会社のメディチ・ランド・ガバナンスが、ザンビア政府との間で覚書を締結。ザンビア政府と共同で、ブロックチェーンによる土地登記のプロジェクトに取り組むという。

オーバーストック創業者のバーン氏は、ビットコイン決済の先駆けとして知られている。同氏は今年9月、自身が持つオーバーストック株の10%を売却(額として計2000万ドル)。市場では、バーン氏が弱気になっているのではないかとの憶測も出た。バーン氏は投資家への手紙の中で、株式売却による資金のほとんどは再投資するつもりだと述べ、「心配しないでほしい。私はまだゲームに参加している。我々は既存の体制を倒す」と語った。