米国の仮想通貨資産マネジメント会社モーガン・クリーク・デジタルの創業者、アンソニー・ ポンプリアーノ氏(通称ポンプ)は、CNBCのテレビ番組「スクワークボックス」に出演し、同氏の純資産の半分以上がビットコイン(BTC)だと明らかにした。共演したカナダ人起業家のケビン・オレアリー氏はこれを「クレイジー」だと強烈に批判した。

「クレイジーだ。容認できない。おかしい。まったく分散投資に反する行為だ。(中略)50パーセント?恥だ!ばかげてる!」

ポンプリアーノ氏はオレアリー氏に反論。現時点のオレアリー氏の資産の割合をたずねたが、オレアリー氏はその質問には答えず、単一の株に5%を超える投資はしないと返答した。

ポンプリアーノ氏は、機関投資家がビットコインを保持しないことは無責任だと主張する。

機関投資家がこの資産(ビットコイン)を保持しないことは、無責任である域にきている。彼らの仕事は、他の市場と関係性がない資産を見つけることだからだ。とりわけ、世界的に不安定なこの時代には、そうだ」

強気派と批判派の対立

ポンプリアーノ氏はビットコイン強気派として著名な人物だ。今年7月にはビットコインが2021年末まえに10万ドルに到達すると予測した。一方のオレアリー氏は仮想通貨批判派だ。先月には、仮想通貨は「出来損ないの通貨」だと主張している

またポンプリアーノ氏は7月、コインテレグラフに対して自身が資産の50%をビットコインで保有していることを明らかにしている。この時、ポンプリアーノ氏は「100%法定通貨で持つことの方がかなり悪いアイデアだと言うこともできる」と語っていた。

また7月末には、すべての資産を現金化し、そのうちの5%でビットコインを購入するという「急進的ポートフォリオ」も提唱している

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版