ビームウォレット開発者のエコー(Eco)がWeb3ショッピングアプリのジョイン(Join)を買収した。1月25日の発表によると、この買収によりビームとジョインが統合され、ビームウォレットユーザーがアマゾンやショッピファイでの購入が可能になる。ビームウォレットはオプティミズムとBaseネットワークで運用されている。

エコーが設定した待機リストによると、この新機能は2月に公開される予定だ。現在のウォレットは、シードワードをコピーして保存する必要なく、ツイッターログインだけでユーザー登録が可能だ。支払いやガス料金にステーブルコインを使用している。

ジョインのCEO兼共同創業者のトム・ディーン氏は、この統合によりWeb3のステーブルコイン決済が主流になると述べている。

「ジョインを構築したのは、世界が追いつくのを待たずに仮想通貨を通貨として使えるようにするためだ。ステーブルコインの摩擦のない支払いは最初のステップであり、ビームへの直接統合はこのビジョンをさらに前進させる [...] 仮想通貨エコシステムが成長を続け、次のサイクルの始まりを迎えている今、シームレスでユーザーフレンドリーな仮想通貨決済体験がついに世界の舞台に準備が整ったことを示している」とディーン氏は語った。

ジョインはディーン氏、アワド・アユーブ氏、ブラッド・クルック氏によって創設され、投資家のバラジ・スリニヴァサン氏やBaseネットワークからの助成金によって支援されていた。

エコーはアンドリーセン・ホロウィッツ、コインベース・ベンチャーズ、ファウンダーズ・ファンド、ライトスピード・ベンチャー・パートナーズ、パンテラ・キャピタルなどのベンチャーキャピタルからの支援を受けている。

ビームウォレットは、シードワードやネイティブコインのガス料金を排除しようとする「ユーザーエクスペリエンス」に焦点を当てた新しいウォレットの1つである。その他には、グーグルやアップルのログインを使用するイミュータブル・パスポートや、メールアドレスで登録可能なクレススなどがある。ワールドコインも、ユーザーのガス料金を支払うウォレットを作成した

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン