仮想通貨ウォレットが組み込まれたインターネットブラウザであるOperaは22日、ポリゴン(MATIC)との統合を発表した。2022年第1四半期にこの統合が行われる予定だが、最初にポリゴンのエコシステムがAndroidモバイルのOperaユーザーに展開され、次にほかのデバイスやプラットフォームにも展開される。

ポリゴンは、より速いトランザクション時間や低いガス料金のために設計されたイーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューションだ。

この統合により、Operaユーザーはポリゴンの分散型アプリケーションや、SushiSwapやCurve、AaveなどのDApp、ブロックチェーンゲーム、またオープンシーやサンドボックスのような非代替性トークン(NFT)プラットフォームにアクセスできるようになる。

Operaモバイルのエクゼクティブ・バイスプレジデントであるヨーゲン・アーネス氏は、新しい統合は「仮想通貨ファンが直面する最大の課題、つまり高いガス料金と遅いトランザクション速度を取り除く」のに役立つと述べた。

ポリゴンのグロース担当のバイスプレジデントであるアージュン・カルシー氏は「この統合により、Operaの数億人の月間アクティブユーザーが、ポリゴンのDAppエコシステムとクラス最高のWeb3.0テクノロジーを体験できるようになる」と語っている。

ポリゴンのようなイーサリアムのスケーリングソリューションはますます重要になっている。有名人が一度に1万個のNFTをドロップするときのような、ネットワークアクティビティがピークを迎えると、ガソリン価格が急騰してしまう。