仮想通貨データアグリゲーターのコインメトリックスは、デジタル資産市場の最近のパフォーマンスについての100個のファクトをリストにまとめた。これらの数字をみると、エコシステムが非常に強気なものとなっている。

コインメトリックスの「ステイト・オブ・ネットワーク」レポートの100号を記念した作成されたリストでは、100日前にドージコイン(DOGE)に行われた100ドルの投資が、いまでは2742ドルの価値があると指摘されている。これはビットコインへの投資よりも上回っており、ビットコインならばこれは135ドルになる。イーサリアムなら186ドル、Uniswap(UNI)なら401ドルだ。

Price performance of BTC, ETH, UNI, and DOGE over past 100 days: CoinMetrics

レポートによれば、ビットコインは100日間で145億ドル相当の「信頼できる取引高」を記録した。イーサリアムは61億ドル、XRPは24億ドル、DOGEは23億ドル、カルダノは13億ドルとなっている。

アクティブなアドレスをみると、ベテランのネットワークが依然として人気があるようだ。過去100日間では、イーサリアムは1日あたり61万1000のアクティブなアドレスがあり、ビットコインは112万のアクティブなウォレットがある。

ユーザーはイーサリアムのメインネットにアクセスするために莫大な手数料を払っている。イーサリアムはこれまでに31.7億ドルの取引手数料を生み出しており、そのうち23億ドルは今年に入ってからのもだ。一方、ビットコインの取引手数料は、これまでに20億ドル以上になっている。

またイーサリアムのプルーフ・オブ・ステークへの移行をにらみ、イーサリアムのハッシュレートは年初から89%増加。一方のビットコインのハッシュパワーは20%の増加となっている。

レポートではまた、イーサリアム上でのテザー(USDT)の供給量が年初来で135億ドルから244億ドルに増加したことにも触れ、ステーブルコインの人気が急上昇していることに言及している。USDコイン(USDC)も、年初から234%増加。DAIも192%増加した。