スイスで最も歴史のあるバーゼル大学は仮想通貨イーサリアム(ETH)の共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏に対し名誉博士号を授与した。同大学が11月30日、ウェブサイトで公式発表した。
今回、同大学のビジネス・経済学部はブテリン氏の「仮想通貨、スマートコントラクト、および制度設計の分野における傑出した功績」に対し博士号を授与した。
この名誉学位は11月30日金曜に開催された大学の年次祝賀会において、ビジネス・経済学部長を務める経済理論教授のアレクサンダー・ベレンセン氏により授与された。
バーゼル大学は「分散化の概念促進とデジタル革命への平等な参加機会創出」に対するブテリン氏の「革新的な」貢献を指摘した。ブテリン氏は「大学との学位取得の目的なしに学術論文を書いた」としている。
「愚かな絶対的存在を作り出そうとする力」に立ち向かうーー。ブテリン氏は新たな組織統治において、非中央集権の考えを強く推進していることで有名だ。今年7月には既存の仮想通貨取引所の中央集権型運営モデルを批判し、これら仮想通貨取引所は「地獄の業火で焼かれる」べきだと発言している。
同氏が開発を進めるイーサリアムは新たなアップデートを控えている。イーサリアム2.0に向けてのアップデート「セレニティー」には14年以来まとめられてきた複数のイーサリアムプロジェクトが包含されるという。アップグレードの予定日は具体的にされておらず、ブリテン氏は「実際のところそんなに先ではない」とだけ断言している。
15年夏にリリースされたイーサリアムは主要な仮想通貨であると同時に、スマートコントラクト機能を搭載した分散型アプリのプラットフォームでもある。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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