OKEx創業者が警察に一時拘束されるも釈放、詐欺疑惑を否定

 仮想通貨取引所OKExの創業者、スター・シュー(徐明星)氏は10日、上海で警察当局に24時間拘束され、その後釈放された。その拘束理由について、詐欺疑惑などの情報が錯そうしていた。シュー氏は12日、詐欺疑惑について強く否定した。

 拘束時に流れた複数の情報によると、OKCoinのCEOでもある同氏は、ブロックチェーンWiFiシェアリングプロジェクトのWFEE Coinに出資したとされるグループとホテルでトラブルに発展していた。グループのメンバーは、シュー氏が同プロジェクトの株式を保有していると主張した。

 WFEE側の違法行為だという主張を検証するため、上海警察はシュー氏に捜査協力のため連行を求めた。

 地元メディア新浪科技が掲載した警察の通報記録の写真からは、9月10日17時59分に通報されたことが確認できる。

Image of police report allegedly involving Star Xu’s detention

シュー氏の拘束について記載のある警察の通報記録(出典:新浪科技

 また、別のメディアによると、投資家の不満はOKEx自体と関連しており、システムクラッシュに起因するとしている。

 コインテレグラフ独自の情報筋からは、後者が正しいと考えられると語る。ソーシャルメディアのWFEE関連は「フェイクニュース」であるという説を補強する。

 OKExに問い合わせたところ、シュー氏がWFEEの株式を保有していることを否定。

 アンディ・チャン最高執行責任者(COO)は、シュー氏とWFEE及びその企業には株式関係はないと述べ、次のように付け加えた。

WFEEはOKBC(OKブロックチェーンキャピタル)や他の出資を受けているにもかかわらず、WFEEのホワイトペーパーやチームメンバーの変更についてOKBCは通知を受けていない

 OKBCもシュー氏はWFEEの株主ではないとツイートした。

 OKExに関する申立に関して、地元メディアの「界面」は、OKExで「多大な損失を被った」と言われる300人の投資家のうち7人が、すでにシュー氏と和解していたことを報じた。コインテレグラフの中国情報筋もこの事実を確認している。

 シュー氏は、警察から釈放された後、ハニーコムファイナンス(蜂巣財経)のインタビューで、上海警察に拘束を受けていたことは認めたものの、詐欺の疑惑については強く否定した。

上海で、私が詐欺を働いていると何者かに通報された。それで、私は警察に行き、状況説明と詐欺行為をしていないことを証明した。

 チャン氏はツイッターで12日、ホテルで騒動があったことを認め、警察が到着した後、シュー氏が警察署に移動したとしている。更に次のように書いている

シュー氏は捜査協力を求められ、騒動を起こした人たちは拘束されていたが、シュー氏に対して詐欺であると訴えた。スター・シュー氏は状況を明確にするため警察署にとどまり、その後警察署を離れた。

 シュー氏はインタビューで、市民が主張をする権利を行使することは「正常」であり、市民として当局の捜査協力することで「義務」を果たしたと述べた。

 シュー氏は約3億元の経済損失を招いたとされるOKExのシステムクラッシュに伴い、損害を訴える人たちに特に注意を払った、と界面は伝えている。ビットコイン(BTC)が5日に下落し、OKExの取引システムがダウンしたことにより、レバレッジ取引をしていた投資家はポジションを閉じたり、ポジションを建て直したりすることができず、大きな損失を招いたとみられる。

 同氏は、システム異常に対する申し立てに対し、以下のように回答している。

私はOKExの法人ではなく、また株主や取締役でもない。OKExがマルタの会社であることも明確だ。

 同氏は、レバレッジ取引が「中立的なツール」である一方、大きな損益を生ずる可能性があり、コントロールするための専門的な知識が必要とされるため、一般の投資家には適していない、と強調した。

 OKExは従来の先物取引プラットフォームとは異なり、20倍のレバレッジをかけることができる一方、規制監督は受けていない、と界面は指摘している。