米メジャーリーグのオークランド・アスレチックスが、新シーズンを迎えるにあたり、ファンのためにビットコインを使ったサービスを始める。

アスレチックスは4月1日まで、6人用観客席のスイートルームの支払いを受け付けるという。価格は1BTCだ。米ドルでは64800ドルだが、1BTCが現在570万〜600万ドルで推移していることを考慮すると、当面は割安になる。販売数は合計で100部屋になるという。

2020年12月以降、ビットコインが空前の値上がりを見せていることから、アスレチックスにとっても、ビットコインを得ることができれば利益になると見込んだ可能性がある。14日に開かれた記者会見でクラブ会長のデイブ・カヴァル氏は次のように述べている

「我々がこれを行う理由は、価格が理にかなっているということです。ビットコインは、スイートルームと同じくらいの価値があるので、ファンの皆さんにさまざまな選択肢を提供することができます。そして、私たちのビジネスのより多くの側面で、ビットコインによる支払いを行えるかを確かめるためのテストでもあります」

さらにカヴァル氏は、仮想通貨を採用した理由について、「特にベイエリアでは、ビットコインを話題にしたり、取引したりする人が増えている」と語った。

こうした仮想通貨での支払い以外にも、メジャーリーグではNFT(ノンファンジブルトークン)に進出している。2月には元二塁手のマイカ・ジョンソン氏のトークン化されたアートに数百万ドルの入札が行われた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン