ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、ブロックチェーンを活用した「エクセルシオールパス」というワクチン接種パスポートの立ち上げを発表した。
このパスポートは、スマートフォン向けQRコードのスキャンを介して新型コロナウィルス(COVID-19)ワクチン接種と検査結果の陰性を証明するプラットフォームを通じて発行される。エクセルシオールパスは、ニューヨーク州全土でビジネスやパブリックスペースを再開させるプロセスを支援することを目的としている。
このパスポートは、IBMのブロックチェーンを利用した「デジタルヘルスパス」に基づいて構築されている。これにより、ユーザーIDや予防接種履歴、および検査結果を検証し、無関係の個人情報を公開することなく安全に共有されるという。
発表の中で、ニューヨーク州のクオモ知事は、公衆衛生と経済の両面に対応するため、テクノロジーを要することの重要性を強調している。
「より多くのニューヨーカーが毎日予防接種を受け、主要な公衆衛生指標が数か月で最低率に達するにつれ、国内初となるエクセルシオールパスは思慮深い科学に基づく再開の次のステップを告げる」
ニューヨーク州は今年3月はじめに、IBMのデジタル・ヘルス・パスに基づくワクチン接種パスポートの計画を明らかにしていた。