◆先週末より上昇基調が続く。背景にはビットコインキャッシュ(BCH)分裂騒動?
◆本日はQUOINE社が米Geminiとの協業を発表するなどの材料もあった。

ビットコイン・円チャート

(引用元:Tradingview BTC/JPY,2時間足,bitFlyer)

先週末からのビットコイン相場(BTC/JPY)は上昇基調が継続した。2日に上昇した後は、その上昇した分を比較的保って、日本時間の土曜日と日曜日を経過した後、5日の午前1時前後より急騰。

一時72万8千円台後半をつけ、75万円台前後を記録した10月18日の高値からフィボナッチリトレースメントの節目である61.8%のラインを試す動きを見せた。

急騰の背景にはBCHの分裂問題?

今回の急騰の背景にはビットコインキャッシュ(BCH)の分裂騒動がある。

11月15日のアップグレードに際し、BitcoinABCとBitcoinSVという二つのグループが論争を繰り広げており、以前より分裂の危機が指摘されていた(論争についてはこちらの記事を参照するとより深く知る事ができる) 。

ただ、バイナンス(Binance)やコインベース(Coinbase)などの海外大手仮想通貨取引所が分裂で生じた通貨の取り扱いをサポートする事を発表し、これが安心材料に繋がり、週末の上昇ラリーとなったとの憶測が広がっている。

本日のファンダメンタル材料

本日の重要なファンダメンタル材料として、国内で「Liquid by Quoine」を運営するQUOINE社が米ジェミニとの協業を発表し、ステーブルコインである「ジェミニ・ドル」を日本を除く地域におけるLiquid上で展開する事を発表し、更に同プレスリリースによると日本版ステーブルコインも検討に着手しているとの事だ。

また、直接的な影響は軽微なものの、米中間選挙においてブロックチェーンを用いた投票アプリが初めて使われることも注目されている