仮想通貨取引所QUOINEが米ジェミニと協業発表、ステーブルコイン「ジェミニ・ドル」をLiquidに追加

仮想通貨取引所取引所「Liquid(リキッド)」を運営するQUOINEは、11月5日のプレスリリースで、米国で仮想通貨取引所を運営するジェミニと協業する事を発表した。Liquid 上でジェミニが発行している米ドルののペッグ通貨であるステーブルコイン「ジェミニ・ドル (GUSD)」を日本以外の地域で取り扱う。

GUSDについてLiquid上で、まず初めにBTC/GUSD、ETH/GUSDの二つの通貨ペアから取引が開始され、今後他の仮想通貨ペアも追加していく。

QUOINEにとってステーブルコインの取り扱い開始は今回が初めて。QUOINE側はリリースの中で「ボラティリティが大きな問題となっている仮想通貨マーケットにおける防衛手段となるだけでなく、プラットフォーム間で簡単かつ安全に資金を移動することも可能になる」と述べている。

またLiquidにおける流動性の向上のため、ジェミニ社の流動性を活用していくことも発表した。QUOINEが世界中の仮想通貨取引所の流動性を束ねる「外部ワールドブック」にジェミニをパートナー取引所として加える。

日本円版ステーブルコインも検討

QUOINEの栢森加里矢CEOは、リリースの中でQUOINEによるステーブルコイン発行の考えも明らかにしている。

「私たちは現在、GUSDと同じく法令を遵守した形での日本円版ステーブルコインの発行の検討に着手しております」

日本円版ステーブルコインについては、GMOインターネットが10月に「GMO Japanese Yen(GJY)」の構想を発表している。まずは2019年度にアジア地域で発行する計画だ。GMOの熊谷正寿会長は「テザーの日本円版にしたい」と語り、GJYを海外の複数の取引所で上場させていく考えだ。

海外ではジェミニのほか、仮想通貨企業の米サークル社が米ドルと連動した「USDコイン」をローンチするなど、多くのステーブルコインが生まれている。

今後、GMOやQUOINEなどによって、日本円に連動したステーブルコインが複数生まれていくかもしれない。