この三連休のビットコイン相場は仮想通貨投資家にとっては苦しい相場展開となった。22日から三連休初日の23日へと日付が変わる午前0時前後から下落が始まり、23日お昼過ぎには46万円台をタッチ。

そこからやや反発するも力強さに欠けそのまま24日を過ぎ、25日に入ると再び下落が始まり、夕方にかけて一時39万円台をつけた。その後は緩やかに反転し、現在18時15分現在では44万円台後半をつけている。

ビットコイン/円チャート

(引用元:Tradingview BTC/JPY,4時間足,bitFlyer)

現在総悲観的なムードが仮想通貨相場全体を覆っており、先日も急落のタイミング前後に海外の著名アナリストAndy Hoffman氏が自身のBTC保有量の75%を売却したとの記事が話題となった。

モナコインの急騰が話題に

(引用元:Tradingview Mona/JPY,1時間足,bitbank)

モナコインのボラティリティの高さも話題となっている。23日午前0時前後には100円前後だった同通貨は25日正午前後には約58円をつけたが、その後、反発。下落分を取り戻すほどの急上昇を見せ、一時105円前後まで上昇した。26日19時45分現在は89円となっている。

(引用元:仮想通貨チャート - 世界の株価)

一時は仮想通貨市場全体の弱気相場のムードに押され、下落したモナコインだったが同通貨を支えた一部の材料として、盗難被害にあったモナコインウォレットサービスを展開するMonappyが補償内容とサービス再開に向けた進捗に関する発表を行なった事、そしてZaifのハッキング事件に関してMONAの残高と日本円残高の正しい数値の反映が11月30日をめどに対応完了予定と発表された事が一部では指摘されている。

本日のファンダメンタルズ材料

本日は国内仮想通貨取引所のコインチェックが仮想通貨XRPとFCTの入金・購入を再開すると発表した事で、XRPとFCTの追い風になっており、特にFCTは20時現在37%の上昇を見せている(FCT/JPY,coincheck)。

また、金融庁の仮想通貨交換業者等に関する第10回研究会が開催された事も話題となった。今回の会合ではICOについて再度議論が行われ、仮想通貨を3つの分類にわけ、「発行者が存在し、将来的に事業収益等を分配する義務を負っているもの」については金商法の規制の対象とするとの金融庁側の考えが示された。

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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日