北欧のペイメント業界の巨人がブロックチェーン導入を検討

北欧のペイメント業界の巨人、Nets。そのルーツは遡ること1968年に始まり、最近ではCoinifyと手を組み、Blockchain Development Labを設立している。そのNetsが、ついに市場に破壊的なソリューションをもたらすブロックチェーンの可能性を模索してきた金融サービス企業にその名を連ねる形となった。

 

Nets―北欧ペイメント業界の巨人

 

Netsは2009年に、決済カード、決済ソリューションおよび支払い情報関連のソリューションを提供している三つの大手企業 (BBS、Teller、PBS)間の合併を経て設立されている。PBSは1968年に創立され、電子決済業界においては最も早いうちにデビューを飾ったプレーヤーのうちの一つであり、デンマーク市場において強い存在感を放っていた。

Netsは、北欧地域 (ノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン)を牽引するリーダー的存在で、2015年には10億ドルもの利益を上げている。

 

Conifyと結ばれたパートナーシップ

 

Netsは、ブロックチェーン技術の分野におけるビジネスの可能性を模索するべくCoinifyと手を結びBlockchain Development Labを設立している。Conifyは、ヨーロッパのブロックチェーン決済を牽引するファシリテーターとしての地位を確立し、パートナーシップを結んだどちらの企業にとっても結果としてWIN-WINな関係性が築けるのではないかと期待されていてる。提携を結んだのは、ペイメント業界における製品やサービス向上の土台としてプルーフ・オブ・コンセプトを取り入れることを目的としてのことだ。

NetsのSVP、Jan C. Plenge氏は次のように語っている―

 

「我々はブロックチェーン技術の可能性に期待しています。ブロックチェーンがもたらす可能性と技術を理解し、その恩恵を享受する必要があることは極めて明白です。Netsにとって、例えそれが既存のビジネスに影響を与えるようなチャレンジングなものだったとしても、新たなデジタル技術に注視しその可能性を模索することは重要です。長きに渡り、我々は銀行に対し、決済ソリューションを提供してきましたし、これからも同じようにして邁進していく所存です」

 

支払い企業はブロックチェーンの可能性を疑っていた

 

テクノロジー主導で新規参入することで既存の企業やサービスを脅かすような形をとってきた決済セグメントは、フィンテック業界において最も活発な分野である。現在までのイノベーションがエンドユーザー向けのインターフェース向上に大きく重きを置いていた一方で、ブロックチェーンには既存の決済インフラのバックボーンを変えるポテンシャルがある。スケーラブルなブロックチェーン技術によってコストは削減されるだろうし、セキュリティや通信にかかる時間 (クロスボーダー決済)が改善されることで、支払い企業の役目が大きく変わるだろう。だからこそ、ブロックチェーンが完全にスケーラブルなものになった際に取り残されないよう、既存のプレーヤーたちはブロックチェーン企業を求め、パートナーシップを結び始めている。

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