インターネットブラウザ「Firefox」を手掛けるMozillaは環境問題に配慮し、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)の仮想通貨の寄付のみ受け入れる方針を示した。

Mozillaは1月にすべての仮想通貨の寄付を停止したが、仮想通貨に関するエネルギー問題のレビューを行い、コミュニティの感情を考慮してこれを再開させた。

Mozillaはブログの中で、レビューの結果「気候変動への取り組み」に沿って寄付ポリシーを変更すると発表した。「Mozillaは、よりエネルギー集約的なプルーフ・オブ・ワーク仮想通貨を受け入れない」としている。

「プルーフ・オブ・ワーク仮想通貨は、エネルギーを大量に消費する性質があるため、温室効果ガスを大幅に増やしてしまう」

Mozillaはまた、「プルーフ・オブ・ワークの寄付を受け入れないとう決定は、私たちの資金調達活動が排出量を削減させるというコミットメントと一致させ続けることを保証する」と述べている。

この方針のため、Mozillaは時価総額で最大の仮想通貨であるビットコインとイーサリアムの両方をブロックすることになる(イーサリアムは今後PoSに移行すれば受け入れられることになるだろう)。