仮想通貨採掘のためのハッシュパワー(演算力)を取引するサービスを提供するナイスハッシュ(本拠地スロベニア)のCEOが辞任した。同社は先月、ハッカーによって約67億円相当のビットコインが奪われたと発表しており、CEOの交代を通して管理体制の刷新を図る。
(「ハッシュパワー取引所ナイスハッシュがハッカーに約67億円分のビットコインを奪われる」2017年12月7日)
同社はハッキング事件発生後サービス提供を停止していたが12月22日に営業を再開。同時にCEOだったマルコ・コバル氏は辞任を表明した。
「直近のセキュリティ侵害事件以来、ナイスハッシュでは内部システムと管理体制を再構築するために全力を挙げている。また、新たな経営陣が同社の次の成長をリードできるように私はCEOとして退く」。
今回のハッキング事件で紛失したビットコインは4000BTCだった。ナイスハッシュの運営には影響していないという。