投資ニュース・教育プラットフォームのInvezzによれば、非代替性トークン(NFT)の市場は、デジタルグッズの需要が拡大し続ける中、今年は急速な成長の軌道に乗っているようだ。

Invezzの20日のレポートは、NFTの取引量が10月までに1億7500万ドルに達し、NFT業界の時価総額は4億7000万ドルになると予想している。NFT市場の時価総額は2020年には3億3800万ドルだった。

Invezzによれば、2021年の最初の3ヶ月間で、NFTの取引量は645%の増加となった。この成長は主に、デジタルコレクティブズの個人投資家での採用が拡大したことによるものだ。NFTの最近の成功は、ツイッターのジャック・ドーシーCEOの初めてのツイートに対する入札戦争から始まり、デジタルアートムーブメントがニュースを席捲したことも部分的に貢献しているようだ。

2020年の第4四半期に仮想通貨の強気相場が勢いを取り戻したとき、NFTは最大のサクセスストーリーの1つであり、分散型金融(DeFi)と並び指数関数的な成長を示した。NFTの流行は、プロスポーツやヨーロッパのアートシーン、セレブリティたちの世界にまで広がった。デジタルアーティストのBeepleによる作品が6900万ドルで落札されたのは、生きているアーティストとしては3番目に大きな売上となった。

Invezzの予測によると、過去数日間の仮想通貨市場のメルトダウンはNFTの需要に影響を与えないため、市場は今後改善するだろうと予想している。ただし、アナリストの中には、回復のペースやタイミング、市場サイクルの動きへの影響については意見が分かれているようだ。