新たな財務報告書によれば、元米国大統領のドナルド・トランプ氏は、イーサリアム(ETH)ウォレットで280万ドル(約4億円)以上を所有していることが明らかとなった。
非営利の監視団体「ワシントンの責任と倫理のための市民」が8月14日に公表した報告書によると、トランプ氏は自身の画像を使用した非代替性トークン(NFT)コレクションに関連するライセンス料から480万ドル(約6.9億円)以上を得ており、仮想通貨関連の事業からは約760万ドル(約11億円)を得ている。
トランプ氏のETHウォレットの280万ドルは、4月14日の申告書で明らかになった25万ドル~50万ドルという金額よりもはるかに大きい。
トランプ氏は、2020年のバイデン現大統領との選挙で敗北したが、2024年の選挙でホワイトハウスに戻ることを目指している。
しかし直近では、2020年の大統領選挙に介入しようとしたとの告発を受け、8月14日にジョージア州で起訴されている。
ビリオネアの不動産王であるトランプ氏は過去に仮想通貨に対する懐疑的な見解を示している。「仮想通貨は偽物かもしれない」と示唆し、「大惨事が待っている」と2021年には述べている。
また、特にビットコイン(BTC)に反対の立場を取っており、「詐欺のようだ」と語り、「ドルと競争する別の通貨であるため好きではない」と述べている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン