著名なテクノロジー投資家でありNBAチームのダラス・マーベリックスのオーナーであるマーク・キューバン氏が16日、来季から同チームの試合のチケットをビットコインで購入できるようになる、とツイートした。

 ダラス・マーベリックスは、チケットの支払いにビットコインを受け入れる最初のチームではない。14年からサクラメント・キングスはチケットと販促商品の決済方法にビットコインを公式に受け付けている。

 キューバン氏は、仮想通貨業界において著名な人物である。同氏は、仮想通貨ファンドやICO(イニシャル・コイン・オファリング、新規仮想通貨公開)に投資しているだけでなく、17年8月にイーサリアムをベースとしたマーキュリー・プロトコルを立ち上げたことで有名だ。 

 仮想通貨やブロックチェーンに関するキューバン氏の見解は、17年を通して何度も変化してきた。6月には世界をリードする仮想通貨を「バブル」と呼ぶ声に加わったが、10月までには仮想通貨とブロックチェーンこそ未来だと主張していた。

 さらに、キューバン氏は自身の「金持ちになる方法」というビデオガイドの中で、総貯蓄の10パーセントをビットコインに投資するという助言を盛り込んでいる。

 「もしあなたが真の冒険家で一か八かの勝負に本当に賭けたいなら、10パーセントをビットコインかイーサリアムに投じるといいかもしれない」とキューバン氏は同ビデオで述べた。

 仮想通貨市場が難しい時期を経験している一方で、キューバン氏やティール氏、ザッカーバーグ氏などの億万長者の投資家がビットコインの可能性を認めているという事実は、将来的な成長が期待できるサインであ