コインジョインという匿名送金技術を使った取引がビットコイン(BTC)決済全体の4.09%まで増加している。ロングハッシュが29日に公表したデータから明らかになった。

コインジョインは、ビットコインの送金情報を一度プールに集めてシャッフルした後に送金することで送金者の匿名性の向上を目指している。

コインジョインを採用するウォレット「ワサビ・ウォレット」のアダム・フィスカーCTOによると、2018年8月のワサビウォレット立ち上げ以来、一月あたりに占めるビットコイン決済の割合が、1.31%から4.09%に増えたという。

(出典:LONG HASH「ビットコイン決済に占めるコインジョインの割合」)

世界中の政府機関がチェイナリシスなど企業の支援を受けてブロックチェーン上での不正取引の監視を進める中、コインジョインの人気は高まっている。

一方、いわゆる匿名通貨に関する風当たりは強く、先日フランスの高官が匿名通貨を禁止にするべきと発言。中国は、国内で事業を展開しているブロックチェーン企業に対し、匿名性を排除する新しい規制を導入した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版