仮想通貨スタートアップであるパームNFTスタジオ(Palm NFT Studio)は、マイクロソフトのベンチャーファンドM12が主導する2700万ドルのシリーズBの資金調達ラウンドを完了させた。パームNFTスタジオの共同創設者の1人は、コンセンシス創設者であり、イーサリアムの共同創設者であるジョセフ・ルービン氏だ。同社は非代替性トークン(NFT)マーケットプレイスを構築するための技術的サービスを提供する。

今回の資金調達ラウンドには、グリフィン・ゲーミング・パートナーズ、RRE、サードカインド・ベンチャーキャピタル、スフェルミオン、LAO、ワーナーブロスなどが含まれている。

パームNFTスタジオの発表によると、この資金調達により、同社はテクノロジープラットフォームを拡張し、持続可能性を備えたNFTプロジェクトを展開しようとしているサードパーティに技術を提供できるようになるという。パームNFTスタジオの共同創設者兼CEOのダン・ヘイマン氏は「3年以内に、ほとんどのNFTが無料で提供される」と考えている。

パームNFTスタジオは、ユーザーがNFTを確立できるようにする、イーサリアムのサイドチェーンである「パーム・ネットワーク」を作成した。同社によれば、パーム・ネットワークもしくはイーサリアムのメインネットで作成されたNFTは、イーサリアムのメインネットからパーム・ネットワークへ、もしくはその逆にブリッジできるという。

発表によれば、パームNFTネットワークとサードパーティは「パームネットワークがトランザクションを実行するために必要な計算とエネルギーが、プルーフ・オブ・ワークチェーンよりも大幅に少ないことを示すテストを実行した」という。