ビジネスインテリジェンス企業であり、ビットコイン(BTC)投資でも有名なマイクロストラテジーは、最近の仮想通貨市場の回復の中で、さらにBTCを獲得している。
マイクロストラテジーの共同創業者で前CEOのマイケル・セイラー氏は、3月27日にTwitterで、同社がシルバーゲート銀行から借りた2億500万ドルのローンを返済したことを発表した。
セイラー氏は、米国証券取引委員会に提出した資料を引用し、マイクロストラテジーがシルバーゲートのローンを22%の割引で返済したことを強調した。
同社はまた、かなりのビットコインを取得しており、1億5000万ドルで6,455BTC、つまり3月23日時点で1コインあたり平均23,238ドルの価格で購入したと、元CEOは述べている。提出書類によると、マイクロストラテジーは2023年2月16日から2023年3月23日の間にビットコインを取得した。
今回の購入により、マイクロストラテジーは保有するビットコインの総量を13万8,955BTCに増やし、1コインあたり平均29,817ドルで41億ドルで購入したという。
MicroStrategy repaid its $205M Silvergate loan at a 22% discount. As of 3/23/23, $MSTR acquired an additional ~6,455 bitcoins for ~$150M at an average of ~$23,238 per #bitcoin & held ~138,955 BTC acquired for ~$4.14B at an average of ~$29,817 per bitcoin. https://t.co/ALp9VLkTpt
— Michael Saylor⚡️ (@saylor) March 27, 2023
マイクロストラテジーの子会社であるマクロストラテジーは、2022年3月にシルバーゲート銀行から2億500万ドルのタームローンを受けた。このローンは、マクロストラテジーが所有する特定のビットコインを担保とし、2025年3月23日に満期を迎える予定だった。
信用契約の条件では、マクロストラテジーは貸付金対担保価値比を50%未満に維持することが求められていた。2023年3月24日、マクロストラテジーとシルバーゲートは、信用・担保契約に対する期限前弁済、権利放棄及び完済を決め、マクロストラテジーはシルバーゲートに対して約1億6100万ドルを自主的に支払っている。
「シルバーゲートがペイオフ額を受領した時点で、クレジット契約は終了し、シルバーゲートは、担保となっていたビットコインを含む、融資を担保とするマクロストラテジーの全資産に対する担保権を解除した」と、申請書には記されている。
マイクロストラテジーによるビットコイン取得は、2023年に入ってでは初めてとなる。前回の購入は22年12月下旬に行われ、同社は11月1日から12月21日の間に2,395BTCを平均価格17,181ドルで購入している。