マイクロストラテジーのマイケル・セイラーCEOは、ビットコイン(BTC)はデジタル通貨よりもデジタル資産に近いだろうと考えている。

セイラー氏は7月15日に「コインストーリー」のポッドキャストに登場した。ビットコインが米ドルに対する脅威であるかどうかを質問されると、セイラー氏は次のように語っている。

「私はそれをデジタル財産と呼んでいる。それは財産に対する脅威だ。特にほかの形態の財産に対する脅威だ。金は財産であり、不動産は財産も財産だ。米国政府が不動産や金などに脅かされるとは、私は思わない」

マイクロストラテジーは2020年8月からビットコインを次々と購入しており、同社は現在10万5085BTCを保有している。これは約33億ドル相当の価値を持っている。

ビットコインが短期的に暴落したとしても、マイクロストラテジーは売却する意図はなく、将来発生するボラティリティに備えていると、セイラー氏は語った。

セイラー氏は、市場の低迷とFUD(恐怖・不安・疑念)の期間を通じても保有し続けることが重要であると強調し、過去に価格が暴落したときにマイクロソフト株を売却しなかったスティーブ・バルマー氏の事例を挙げている。

「1000億ドルの価値を得るためにスティーブ・バルマーがした素晴らしいことは何か?彼はマイクロソフト株を売らなかった」

セイラー氏はまた、「株を10年間保有する気がないなら、10分間でも保有しない方がいい」というウォーレン・バフェット氏の言葉を引用し、Amazon株でさえ過去に80%暴落したこともあると主張した。