フェイスブックとインスタグラムの親会社であるMetaは、デジタルアート構想における新たな展開を発表した。29日現在、両プラットフォームの全ユーザーがウォレットを接続し、100カ国でノンファンジブルトークン(NFT)を共有できる。

この機能は5月からテストされており、ユーザーはクリエイターやコレクターにタグ付けしたり、プラットフォーム間でデジタルコレクティブルを手数料なしでクロスポストしたりできるようになる予定だ。

Metaは8月、ユーザーが所有するデジタルコレクティブルをフェイスブックとインスタグラムに横断的に投稿できるようにし、アフリカ、アジア太平洋、中東、南北アメリカの国々への国際展開を発表した。

また、レインボー、メタマスク、トラストウォレット、コインベースウォレット、ダッパーウォレットといったサードパーティーウォレットとのサポートを追加し、イーサリアム、ポリゴン、フローのブロックチェーンへのサポートも開始した。

一方で複数のツイッターユーザーが、デジタルウォレットをMetaのプラットフォームに接続することで送信されるデータの安全性とプライバシーに関して懸念を表明している。2021年4月、5億人を超えるフェイスブックユーザーの機密個人情報が、ハッキングフォーラムに流出した。

Statistaの数値によると、フェイスブックとインスタグラムの月間アクティブユーザー数はそれぞれ29億人と14億人。