自動車大手ダイムラーが支援、分散型台帳技術向けの車載ハードウォレットが登場

ヨーロッパのブロックチェーン系スタートアップ企業「リドル&コード(RIDDLE&CODE)」は7月22日、分散型台帳技術(DLT)向けの車載用ハードウォレット発表した。メルセデス・ベンツなどの高級車ブランドを擁する自動車メーカー「ダイムラー」や独シュツットガルト大学などが立ち上げた、EU最大の新興企業支援プラットフォーム「スタートアップ・アウトバーン」において支援を受けたものという。

(分散型台帳技術(DLT)向けの車載用ハードウォレット 出典: リドル&コード(RIDDLE&CODE)

リリースによると、車載用ハードウォレットは、カーシェアリング、自動運転車、セキュリティ上の安全性を確保した上で行うスマートシティ環境とのリアルタイム情報交換、またこれら情報を基にした渋滞や保険料の低減などさまざまなユースケースを想定しているそうだ。

リドル&コードのトム・フュルストナー(Tom Fürstner)CEOは、次のように宣言した。

「自動運転車は、信頼性を得るために一貫した行動する必要がある。自動車はすでにコンピューターデバイスとなっている。安全な身元証明(Vehicle Identity)により、適切な当局が、車内で実行しているコードと、人間を介さずにシステム同士がデータ連携する前提における信用性(Trustworthiness)を承認していることがが保証される。リドル&コードは、これらを車載用ハードウォレットで保護し、DLTを使って自動車を将来性のある市場に変える。」

ベンツ、サプライチェーンでも活用

メルセデス・ベンツは今年2月、ブロックチェーン技術をベースにしたサプライチェーン・プラットフォームのプロトタイプを発表している。ブロックチェーン技術を使い、複雑なサプライチェーンの透明性を高めることが狙いだ。当時、メルセデス・ベンツの調達担当の幹部は「ブロックチェーン技術は調達プロセスに根本的な革命を起こす可能性を秘めている」と指摘した。

【関連記事:自動車大手メルセデス・ベンツ ブロックチェーン技術を使ったサプライチェーン管理のプロトタイプ開発


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版