ギャラクシーリサーチの新しいレポートによれば、ミームコインは新規ユーザーをブロックチェーンに呼び込む一方で、利益の大半はトークンを発行・取引するプラットフォームに流れている。
水曜日に発表された調査によれば、短期的なギャンブル市場において大半のトレーダーは損失を出すが、ローンチパッド、分散型取引所、取引ボットといったインフラ提供者はミームコイン取引を仲介することで数百万ドル規模の収益を確保している。
ソラナ上のPump.funが主要な受益者に
2024年初頭に登場したソラナのミームコインローンチパッド「Pump.fun」は、その最大の受益者の1つとなっている。同プラットフォームで発行されたトークンは、完全希薄化後の時価総額で合計48億ドルに達しているという。
ギャラクシーによれば、ソラナ上の3200万トークンのうち、約1300万トークンがPump.funを通じてローンチされており、2年足らずで約300%の増加を記録した。「このプラットフォームはソラナにおけるトークン生成を産業化してしまった」とギャラクシーリサーチは述べている。
Axiomやボットが莫大な収益を確保
ミームコイン市場の拡大を背景に、一部の取引プラットフォームは小規模チームでも莫大な収益を得ている。たとえば取引プラットフォームのAxiomは従業員10人未満でありながら、ミームコイン取引により2億ドル以上の手数料収入をあげている。
レポートは「Axiomはミームコイントレーダーから手数料を徴収することで、月間数百万ドル規模の収益を拡大した」と指摘した。他にもBONKbotやTrojanのようなツールが存在し、新規トークンのローンチ時に自動スナイプを行う機能に対してユーザーから手数料を徴収している。
Pump.funは成長を継続
ミームコイン自体は文化的価値以上の実用性をほとんど持たないが、Pump.funのようなプラットフォームは拡大を続けている。
7月12日には、同プラットフォームが独自トークン「PUMP」をローンチし、1250億トークンを販売。わずか12分で5億ドルを調達するICOを成功させた。
DefiLlamaのデータによれば、8月11日から17日までの1週間でPump.funは1348万ドルの収益を上げ、2月以来で最も強い週となった。
さらに9月14日には取引高が10億2000万ドルに達し、前日の9億4200万ドルを上回ったと報じられている。
過去30日間のデータでも、同プラットフォームが約1億2000万ドルの手数料を生み出していることを示しており、ミームコイン市場における影響力の大きさが鮮明になっている。
bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】