仮想通貨ベンチャーキャピタル企業DWFラボは、投資家向けレポートでミームコインが価値の創出、認識、移転の方法において根本的な変化を示していると述べた。

DWFのレポートは、ミームコインが伝統的な金融資産とは明らかに異なるものであり、社会的ダイナミクス、技術革新、市場心理が融合したものだと強調した。

「ドージコインで始まった仮想通貨への風刺的なコメントが、多額の資本の流入と機関投資家の注目を引きつける洗練された市場分野に進化した」

ミームコインは若い世代の投資、富の創造、コミュニティ構築におけるにアプローチに大きな変化をもたらしているともレポートは指摘する。

ミームコインの時価総額は2024年に6倍に

DWFラボは2024年におけるミームコイン市場全体の成長にも注目した。

コインマーケットキャップのデータによると、ミームコインの時価総額は1月の200億ドルから12月初旬には1200億ドルに急増し、6倍の増加となった。

Memecoin market capitalization growth in 2024. Source: CoinMarketCap

ブロックチェーンはトークンを通じて従来の株式公開のパラダイムを崩壊させたとレポートは述べた。ブロックチェーン以前は、企業は業務履歴、収益成長、財務管理を証明する必要があった。ベンチャーキャピタル企業は、ブロックチェーンの技術革新が取引可能な資産を立ち上げるための時間とコストを解消し、資本市場へのアクセスを実質的に民主化したとレポートは述べている。

DWFラボによれば、仮想通貨インフラによって提供される効率性は、新しいデジタル資産の創出と分配のパラダイムを確立した。これがより動的で応答性の高い市場につながったという。

「従来の資本市場から仮想通貨対応の価値創造への進化は、アイデアがどのように資金を調達し、拡大する方法の根本的な変革を表している」

この変化により、ミームベースのプロジェクトが繁栄することが可能になったという。

2025年のミームコイントレンド

DWFラボのマネージングパートナーであるアンドレイ・グラチェフ氏は、2025年のミームコイントレンドについて、動物をテーマにしたミームコインがその支配力を失わないだろうとコインテレグラフに語った。

「犬や猫のようなかわいくて有名な動物に関するトレンドは当面その優位性を失わないと予想されるが、クリエイターがこれらのナラティブをどのように刷新して仮想通貨文化を表現するかを見るのは非常に興味深い」

さらに、2025年が人工知能(AI)が主流となる可能性があるため、「エージェントミームコイン」が注目を集めるかもしれないと語った。グラチェフ氏は、テーマ別のミームコインも人気が出る可能性があると述べた。

「トレンドとなったトピック、人物、政治的イベント、インターネット文化の未開拓のナラティブを中心にしたテーマ系ミームコインが大きな可能性を秘めているだろう」

ミームコインは12月にやや失速

ミームコインは1年を通じて高騰したが、ミームベースのプロジェクトの時価総額の大幅な増加は12月に減速した。12月中、ミームコイン市場全体の時価総額は1370億ドルに達した後、12月23日に920億ドルに減少した。

12月29日には、ミームコイン市場全体の時価総額は980億ドルで、12月1日の1200億ドルと比較して18%の減少となった。

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