2020年に米大統領選への出馬を表明しているジョン・マカフィー氏は20日、分散型取引所(DEX)の運用にステーブルコインが重要であると強調した。
Fiat currency and decentralized exchanges. Where are we headed? pic.twitter.com/0VBabB6eJP
— John McAfee (@officialmcafee) October 20, 2019
マカフィー氏は約2分間の動画を投稿。分散型取引所がユーザーにとって法定通貨と仮想通貨の変換にとって有益なものであると主張した。
「分散型取引所の本質は何だろうか。どのように法定通貨を出し入れするのか。(中略)非常に難しい。DEXでは情報が集められないため、氏名やアドレス、社会保障番号、メールなど何もない」
さらに、マカフィー氏は法定通貨が人々の間で今後、ますます重要でなくなり、複数の仮想通貨がニーズを満たすことになると解説した。
「今から半年後、1年後、2年後に法定通貨の重要性が減少していくことを想像してほしい。不動産や車、靴などがビットコインやモネロ、イーサリアムなどの仮想通貨でしか購入できなくなるだろう。私たちは仮想通貨で欲しいものが買えるようになる」
こうした中で、DAIなどのステーブルコインは法定通貨を利用する必要性を減らす可能性を秘めていると説明。DAIは、仮想通貨市場に関係なく、1ドルに価格が固定されていることを強調した。
「(DEXで)DAIで通貨を引き出すことを想像して欲しい。それは常にドルと同じ価値がある」
マカフィー氏は今月、分散型取引所「マカフィーDEX」のベータ版を開設。「まずはやってみることだ。取引を続ければ法定通貨という政府の制御から私たちは自由になれる」とツイートしていた。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版