14 日に仮想通貨相場は、全面安の展開だ。ビットコインは今年の最安値を記録し、リップルも10%以上下落したが、それ以上にマイナスだったイーサリアム を時価総額で抜いて、全体の2位に浮上した。(引用元:CoinMarketCap)
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Bitcointickerによると、日本時間の15日午前一時頃からビットコインの下落が開始。今年初めて5600ドルを下回った。午前四時頃には5506ドルまで急落。執筆時点では5612ドルで推移している。
Bitcoin price chart. Source: Bitcointicker
時価総額2位のイーサリアム は、200ドルを下回った。過去24時間で13.4%の下落。執筆時点で179ドルで推移している。
Ethereum 24-hour price chart. Source: CoinMarketCap
ビットコインキャッシュ(BCH)は、主要トークン20種で最も下げた。15日のハードフォークを控えて不透明感が漂い、16%以上下落。執筆時点で433ドルで推移している。
仮想通貨市場全体の時価総額は、1870億ドルまで減少。2017年11月以来の低水準だ。執筆時点では仮想通貨市場全体の時価総額は、1900億ドルまでわずかに回復した。
Total market capitalization annual chart. Source: CoinMarketCap
一方ビットコインのドミナンスレートは上昇した。ビットコインの全体における占有率は、54%に上昇。1日の始まりの頃には51%だった。執筆時点での占有率は、53%で推移している。
Percentage of total market cap (dominance) 24-hour chart. Source: CoinMarketCap
一部の専門家からは今回の下落を予感させるコメントが出ていた。Woobullの創業者でテクニカル分析に定評があるWilly Woo氏は、弱気相場が終わるのは2019年の第2四半期だと予測。そのころに「ブロックチェーンのアイデアが一つになり始める」と述べ、それが実現してはじめて長期的な上昇が始まると予想した。