かつて世界最大のビットコイン(BTC)取引量を誇った仮想通貨取引所マウントゴックス(Mt.Gox)の元CEOであるマルク・カルプレス被告が2審でも有罪判決を受けた。日経新聞など各社が報じた

カルプレス被告は2019年3月に東京地裁から最初の判決を言い渡された。業務上横領については無罪になったものの、現金残高を水増しする為に取引システムのデータを改ざんしたとして私電磁的記録不正作出・同供用で有罪になっていた。

同被告は同月に「全てにおいて無罪だと神に誓って宣言できる」と控訴していた。

11日の東京地裁の控訴審判決で後藤真理子裁判長は、懲役2年6月、執行猶予4年とした一審を支持して被告側の控訴を棄却。判決理由について「同社の意思として示された利用規約に反する行為だった」とした。