仮想通貨取引所ポロニエックスが、5月26日に起きたアルトコインCLAM(クラム)の暴落に伴う債務不履行の続出によって1800BTC(約14億6000万円)の損失を出した。同社がブログポストで発表した。
マージン取引では、取引所とトレーダーが借り手に対して仮想通貨を利子付きで貸す取引。借り手が返せなければ、債務不履行になる。5月26日、仮想通貨クラムの3分の2の価値が吹き飛ぶフラッシュクラッシュが起きる中、多くのクラムのトレーダーは返済不可能になった。
また、クラムを担保にローンを組んでいた利用者も多かったという。
ポロニエックスは、複数のマージンローンが債務不履行になった結果、ポロニエックスのBTCマージン融資プールで1800BTCの損失が発生したと述べた。このような事態を招いた要因としてはクラムの流動性の低さをあげた。
「暴落の速度とクラム市場の流動性の欠如によって、すべてのクラムのマージンポジションの解消をすることが不可能になった。それに加えて、かなり多くの量のローンがクラム担保によって裏付けされていたため、借り手のポジションと担保がほとんどの価値を同時に失った」
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版