ビットコインマイナーのマラソンデジタルホールディングスは、カーボンニュートラルに向けて大きな一歩を踏み出すことを計画している。まず米モンタナ州のマイニング施設を持続可能なエネルギー源に転換することを予定している。

マラソンデジタルは、モンタナ州ハーディンにあるマイニング施設でのエネルギー源を石炭から持続可能で炭素を排出しないものに転換する予定だ。同社は2022年末までに完全なカーボンニュートラルという目標を達成することを目指している。

マラソンデジタルのフレッド・ティールCEOは、「可能な限り持続的な電力を供給する」ように努力していると語っている。

「私たちの施設の大部分を再生可能エネルギーで稼働させる予定であり、この取り組みは現在進行中だ。私たちは化石燃料からより持続可能なエネルギー源に移行するには適切な時期であると考えている」

マラソンデジタルに限らず、ビットコインマイニング業界では、環境意識へのシフトが進んでいる。外部からのプレッシャーも強くなっており、最近では気候変動に関する政府間パネルの最新レポートで仮想通貨を炭素排出の「主要な発生源」と呼んでいる。グリーンピースもビットコインによる環境問題を解決するためのキャンペーンを始めている