米国で最大級の上場ビットコインマイニング企業であるマラ・ホールディングスは、マイニング難易度の上昇とハッシュレートの増加にもかかわらず、5月のビットコイン(BTC)生産量を大幅に増加させた。
マラは5月に950BTCを採掘し、前月比で35%の増加となったと、6月3日に発表した未監査のBTC生産報告で明らかにした。
同社はまた、先月に記録的な282ブロックを獲得し、前月比で38%の増加を記録した。
今回の生産増により、マラのビットコイン保有量は49,179BTCとなり、コインゲッコーのデータによると執筆時点でおよそ52億ドル相当となった。
ビットコインの売却ゼロ
マラの最高財務責任者(CFO)サルマン・カーン氏によると、5月は過去最高の生産月となり、同社はビットコインを一切売却していないという。
「当社最大の競争優位性の一つは、自社マイニングプールの運営です」とカーン氏は6月3日にX(旧Twitter)に投稿した。
マラの会長兼CEOのフレッド・ティール氏は、5月のビットコイン生産が2024年4月の半減期以降で最大であったと述べた。
プール運営の重要性
ティール氏は、マラの完全統合型テックスタックが「大きな差別化要因」であり、同社は「上場マイナーの中で唯一、自社で所有・運営するマイニングプールを持つ企業」だと語った。
「自社プールを運営することで、外部オペレーターへの手数料が不要となり、ブロック報酬の全価値を保持できる」と同氏は説明した。さらに、5月の生産はブロック報酬の幸運にも助けられたと語った。「MARAプールは立ち上げ以来、ネットワーク平均を10%以上上回るブロック報酬の運を記録し、業界トップクラスのブロック生産に貢献している。」と強調した。
ハッシュレートと難易度の上昇
マラの記録的なマイニング実績は、ビットコインマイニングがより難しくなる中で達成された。
ビットコインのハッシュレート(マイナーが複雑な数学問題を解き、ネットワーク上の取引を検証するために使用される総計算能力)は、過去数か月で過去最高水準に達している。
Blockchain.comのデータによると、5月31日にBTCハッシュレートは942エクサハッシュ/秒(EH/s)に達した。
また、ビットコインのマイニング難易度(新しいブロックを追加するための数学問題を解く難しさを示す指標)も上昇している。
Blockchain.comのデータでは、5月30日にBTCマイニング難易度は126兆を超え、さらに上方修正された。
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