仮想通貨レンディングプラットフォームのメーカーDAO共同創業者であるニコライ・ムシェギアン氏が28日、プエルトリコで死亡しているのが発見された。
ムシェギアン氏はサンフアンのコンダドビーチで海流に引き込まれ、溺死したと地元紙El Nuevo Díaが報じた。ムシェギアン氏は、救出された時点でバイタルサインがなかったという。
コンダドビーチは、海水浴客にとって世界で最も危険な場所のひとつとされており、2021年には少なくとも8人が死亡したという。
警察の報告によると、ムシェギアン氏はサンフアン在住だった。
ムシェギアン氏は仮想通貨コミュニティの重要人物で、複数の業界プロジェクトに貢献した。29歳の若さで、メーカーDAOのフォークであるRicoとRai、およびプルーフ・オブ・ステーク・ブロックチェーンネットワークであるBitSharesでの活動で知られていた。ムシェギアン氏はまた、自動マーケットメーカーのBalancerの共同創設者でもあった。
メーカーDAOの創設者兼CEOのルン・クリステンセン氏は10月31日、Twitterで、ムシェギアン氏はメーカーDAOの開発に重要な役割を果たし、イーサリアムの初期から重要な仕事をこなしてきたと称えた。
Nikolai was one of the only people in the early days of Ethereum and smart contracts who was able to predict the possibility of smart contract hacks and invented the security-oriented approach to smart contract design we know today. Maker would have been toast without him
— Rune (@RuneKek) October 31, 2022
カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、BitShares時代からムシェギアン氏を知っていたとTwitterに投稿。「彼は非常に若く、非常に聡明な人物で、ゲーム理論からUrbitまで非常に幅広い関心を持っていた」