韓国の仮想通貨取引所4社は、同国でおきたデジタル性犯罪「n番部屋事件」の捜査に協力している。チェインニュースが3月25日に報じた。
同事件は、2018年12月から2020年3月にかけて起きた。韓国で女性を脅迫して性的行為の動画を提供させ、有料のチャットルームで販売していた。警察の現時点の発表では、被害者数は未成年16人を含む70人以上にのぼる。
韓国の取引所アップビット、ビットサム、コインワン、コービットの4社は、警察が同事件に関与した人物を特定する捜査に協力した。
報道によれば、閲覧者の一部が仮想通貨1200ドル(約13万円)相当を支払って有料会員になっていたとされる。
組織のリーダーとされるチョ・ジュビン容疑者は逮捕され、身元が公表されている。同容疑者は逮捕時、「自分では止めることができなかった悪魔としての生活を止めてくれて感謝する」と発言していた。
ニューヨークタイムズ紙は、約30万人が登録していたと報じている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン