ベンチャーキャピタル企業パンテラキャピタルがまとめたデータによると、5月における分散型取引所(DEX)の増加した取引量の60%以上がソラナブロックチェーン上で記録ことがわかった。
6月20日のレポートで、パンテラはこの成長の背後にあるのはモノリシックなアーキテクチャだと述べ、ソラナをブロックチェーンのmacOSと呼んだ。
ソラナのDEX取引量のシェアは2021年初頭の0%から2024年5月には24%に上昇した。これは、AppleのmacOSアーキテクチャと同様にハードウェアとソフトウェアを統合して優れたパフォーマンスを実現するアプローチによるものだ。パンテラによると、ソラナのアーキテクチャは過去数か月間でリテール活動の急増を可能にした。
「ソラナのモノリシックアーキテクチャは、AppleがmacOSで採用している垂直統合型のハードウェアとソフトウェアスタックに似て、自身のブロックチェーンの各コンポーネントを最適化する製品ロードマップに焦点を当てている」
パンテラはソラナブロックチェーンへの投資家の一人でもある。今年初め、同社はFTXの破産状態からソラナ(SOL)トークンを最大2億5000万ドル購入するための新しいファンドを立ち上げた。
ソラナのユニーク・アクティブアドレスは、2020年10月の1万4000から2024年5月には約130万に増加した。その結果、ソラナの優先手数料は2023年中頃の月10万ドル未満から2024年3月には6000万ドル以上に急増したとレポートは指摘している。

ソラナのアーキテクチャは、ミームコインや分散型インフラストラクチャ(DePin)プロジェクトの開発者にとっても人気の選択肢となっている。
今年1月以降、ソラナネットワークはBNB、ETH、ポリゴンなど他のチェーンを上回る新しいトークンの増加を見せている。レポートでは次のように指摘した。
「2024年5月までに、ソラナはDEXに登場する新しいトークンの85%を占めており、前年の50%から増加した。このソラナベースのトークンの増加は、ミームコイン活動によって駆動されるリテール利用の強さを反映している。」
ソラナのパフォーマンスはSOLトークンにも影響を与えている。コインマーケットキャップによると、SOLの価格は過去1年間で723%以上上昇し、執筆時点では123ドルで取引されている。
ネットワークのダウンは過去のものか?
パンテラのレポートは、技術的な課題に伴うソラナのダウンタイムなど、過去数年間のネットワークの課題には触れていない。
最後のダウンタイムは2月9日に発生し、約5時間のダウンタイムが生じた。ソラナのファイアダンサーアップグレードは、2025年に完全版が予定されており、それ以前には「簡易版」が展開される見込みだ。
このアップグレードは、ジャンプクリプトと共同で開発中の独立したバリデータークライアントであり、活動が増加する中でソラナの全体的な信頼性とスケーラビリティを向上させることを目的としている。
【PR】仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) 口座開設キャンペーン! 抽選で10名様にビットコイン1万円贈呈&先着200名に3000円相当ボーナス【6月最新】」