プロットX(PlotX)が、オーガー(Augur)やその他の同様のプロジェクトとは少し異なるアプローチを採用することで、急成長しているDeFi(分散型金融)分野に強固な予測市場を作り出そうとしている。イシュ・ゴエル創業者はコインテレグラフに対し、同社はユニスワップの例にならっていると話した。

ユニスワップが取引所に対して行ったことが、基本的にはプロットXが予測市場で行おうとしていることだ。

競合他社の多くとは異なり、プロットXは市場を自動的に作り出し、すべての期間をカバーしようとする代わりに短期予測に重点を置く。プラットフォームに追加されるすべての取引ペアに対し、アルゴリズムが1時間に1度、取引ペアを永続的に自動作成する。ゴエル氏によれば、これによってプロットXがよりユーザーフレンドリーになり、マスアダプション(大規模な普及)が促進されるという。

現在、このプロジェクトはアルファテストの最中で、利用可能なペアはBTC/USDTのみだ。プロジェクトは9月の開始が見込まれている。大きな話題となったYFI市場を加える計画があるかゴエル氏に尋ねたところ、彼は「プロトコルは実際にどのような数学的価格フィードにも対応できる方法で設計されている」ため、可能性は間違いなくあると答えた。ただし、プロジェクトを管理運営するコミュニティ次第であるという。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン