LINEは18日、LINE独自の仮想通貨(暗号資産)「LINK(LN)」を使ったリワードプログラムを開始したことを明らかにした。

これは「LINKリワードプログラム」といい、LINEのほかのサービスに貢献することで、仮想通貨LINKが付与されることになる。

このプログラムを紹介するウェブサイトによれば、現在は3つのLINEのサービス、LINE Pay、LINE証券、LINEスコアを利用することでLINKを受け取ることができる。

それぞれのサービスでLINKを受け取るための条件が示されており、たとえば、LINE証券で口座を開設して、アンケートに回答すれば、最大500円相当のLINKリワードを受け取ることができる。

出典:LINK Rewards Program  LINKが付与されるサービス一覧

これらの条件を満たしたユーザーは、LINEの仮想通貨取引所BITMAXのウォレットに受取通知が送られる。ウォレットに送られた「LINKリワード」をLINKに転換すれば、BITMAXのあかうのにLINKが入庫されることになる。

既に8月にBITMAXはLINKを上場しており、ユーザーは受け取ったLINKを日本円に交換することも可能だ。またLINEによれば、将来的にはLINKを使って、LINE内のコンテンツ購入やEC取引など様々な用途も検討しているという。

LINEは、独自開発したブロックチェーン「LINEブロックチェーン」をベースにしたトークンエコノミーの構想を持っている。これは、サービスに貢献したユーザーに適切なインセンティブを与えるエコシステムを構築し、プラットフォームとユーザーの新しい関係を作ろうというものだ。

今後、LINEブロックチェーンで構築した分散型アプリ(Dapps)を展開し、LINKリワードプログラムを展開することになる可能性がある。