ビットコイン(BTC)ATMは、ビットコインが主流となるための主要な柱の1つと考えられている。しかし、2021年には毎月数千台のATMマシンを追加していた世界のビットコインATMネットワークは、2022年7月からの過去6カ月間でわずか94台の増加に留まった。
地政学的緊張と世界的なインフレを伴った2022年の弱気市場は、仮想通貨エコシステム全体の成長を促そうとしたイニシアチブにとって大きな障害となった。その結果、新しいビットコインATMを設置する取り組みは、多くの国で下火になってしまった。

CoinATMRadarのデータによれば、2022年7月から12月までの過去6カ月間で、世界的なネットワークに追加されたビットコインATMはわずか94台だった。一方、年初の6カ月間に追加されたATMは4,169台となっていた。
世界的な景気減速にもかかわらず、スペインやオーストラリアなどの国が仮想通貨ATM設置台数でリードしている。米国とカナダは、最も多くのATMをホストする上位2位を維持している。かつて3位の座にあったエルサルバドルは、現在、スペインとオーストラリアに次いで5位に後退している。
