"伝説の投資家" ゲーリー・シリング 「仮想通貨ビットコインはブラックボックス」南海泡沫事件と比較

“伝説の投資家”と呼ばれるゲーリー・シリング氏が4日、ビジネスインサイダーのインタビューに答え、仮想通貨ビットコイン(BTC)は「ブラックボックス」であるため投資をしないと述べた。

シリング氏は、ビットコインの発行者であるサトシ・ナカモトが誰なのかが分からないことを問題視。「ブラックボックス」には投資しないと話した。

とりわけ同氏が引き合いに出したのは、世界経済の3大バブルと呼ばれる英国の南海泡沫事件。18世紀にイギリスで起きたバブルで、噂を元に南海社の株価が急上昇したあと、暴落した事件だ。

「当時、ある男が『偉大な発見、素晴らしい投資、しかし詳細は教えない』という広告を出した。そしてロンドンのおめでたい人々は、これに投資をしたんだ。(中略)『その後、その男はすべての投資資金を集め、夜が明ける前にヨーロッパ大陸に去って行方不明になった』」

その上でシリング氏は、「私は透明性のないものに疑念を抱く」と強調。「もし理解できないなら、投資をしない」と付け加えた。

シリング氏は、米経済コンサルタントA・ゲーリー・シリングの代表で、金融アナリストとしても知られている。

ビットコインとは、仮想通貨の一種。サトシ・ナカモトによって提唱・開発され、2009年にオープンソースのソフトフェアとしてリリースされた。円やドルといった従来の通貨は政府や銀行による中央集権的管理の下、信用を確保してしてきたが、ビットコインは分散型の台帳管理を可能にするブロックチェーン技術の下、非中央集権的な通貨として誕生した。結果として従来型の通貨管理の弱点であった、膨大な管理コストやセキュリティの脆弱性を克服した次世代の通貨として注目されている。

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